米国『bicon(バイコン社)』インプラントについて

ふなき歯科では、米国『bicon(バイコン社)』インプラントを採用しております。bicon(バイコン社)インプラントは、20年以上の臨床・35年以上の研究開発の実績がある、非常に信頼あるインプラントシステムです。

bicon(バイコン社)インプラントには、様々な独自技術とシステムが多数あります。「細菌の侵入を防ぐと言われている1.5°ロッキングテーパー」「360゜回転させて位置決めできるアバットメント」「セメントやスクリューを必要としないバイコンインテグレーテッドアバットメントクラウン」などの特徴があり、bicon(バイコン社)インプラントは、他のインプラントに比べ、様々なケースに対応可能なインプラントとなっています。

① インプラント体の長さが『短い』

通常、インプラントの埋入には、あごの骨の高さが10mm以上必要ですが、bicon(バイコン社)インプラントの場合は、長さが短いため、「骨が薄い」ケースでもインプラント(インプラント体=フィクスチャー)が上顎洞に突き抜けてしまうことがなく、「顎の神経が近い」といったケースでも、そこまでインプラント(インプラント体=フィクスチャー)が届かないため、特殊な手術なしで対応可能な場合があるという特徴があります。

●インプラントの長さが短いため「骨の厚みが足りないケースにも対応」

【例1】下図のように、bicon(バイコン社)インプラントの場合は、「5.0mm」のタイプなど、長さが非常に短いため、「ソケットリフト」など上顎洞を押し上げるような手術が必要となる「骨の厚みが足りないケース」でも、多くの場合に、特殊な手術をすることなく、インプラントを埋入できてしまうケースが多々あります。他院で断られてしまった場合にも、まずはご相談ください。

●インプラントの長さが短いため「血管や神経に届くことなく手術が可能」

【例2】下図のように、bicon(バイコン社)インプラントの場合は、「5.0mm」のタイプなど、長さが非常に短いため、多くの場合に、顎の内部を通っている「動静脈」や「神経」に届くことなく手術を行うことが可能なケースが多々あります。(一般的なインプラントの平均的な長さは「10.0mm」程度です。)他院で断られてしまった場合にも、まずはご相談ください。

② アバットメントの装着にネジを使用しない『シンプル』な構造

●アバットメントの装着にネジを使用しない「シンプルな構造」

通常、インプラント治療では、インプラント(インプラント体=フィクスチャー)に、人口の歯を被せるための土台となるアバットメントを装着しますが、その際にはネジで固定します。


しかし、bicon(バイコン社)インプラントでは、アバットメントの固定にネジを使用しない、とても「シンプルな構造」となっている特徴があります。

●アバットメントの装着にネジを使用しないので「ネジ破折のトラブルが無い」

bicon(バイコン社)インプラントでは、「アバットメントを固定するためのネジ(スクリュー)を使用せずに装着する独自構造」であるため、「ネジの破折のトラブルがありません」。そして、必要があれば「上部構造を装着した後でも、外して形態の修正が可能」です。

●アバットメントの装着にネジを使用しないので「アバットメントが緩むなどということがない」

bicon(バイコン社)インプラントでは、「アバットメントを固定するためのネジ(スクリュー)を使用せずに装着する独自構造」であるため、そもそも「アバットメントが緩むということがありません」。また、ネジ式のアバットメントを使用したインプラントの場合に嫌気性の細菌が侵入して起こる「嫌気性菌臭」の問題も、ネジを使用しないbicon(バイコン社)インプラントでは起こりません。

●アバットメントの装着にネジを使用しないので「マイクロムーブメントによる経年の骨吸収が起こらない」

bicon(バイコン社)インプラントでは、「アバットメントを固定するためのネジ(スクリュー)を使用せずに装着する独自構造」であるため、ネジが緩むことで起こる微細な揺れ(マイクロムーブメント)が原因の経年の骨吸収が起こりません。

③ ネジ形状ではない「フィンデザイン」インプラント

●従来の様なネジ形状ではなく「フィンデザイン」のため「骨との接触面積」が多く「咬合時の垂直抗力がアップ」

bicon(バイコン社)インプラントは、従来のインプラントの様なネジ形状ではなく、独自の「フィンデザイン」を採用しているため、同サイズのスクリューインプラント(一般的なネジ形状のインプラント)と比較して、表面積が30%以上広く設計されており、そのため、骨との接触面積が30%以上多くなり、咬合時の垂直抗力がアップすることになります。

●従来の様なネジ形状ではなく「フィンデザイン」のため「より強固な骨との結合」を得る

また、インプラントにきざまれているフィンとフィンの間には、成熟したハバース骨層板が形成されるため、より強固なオッセオインテグレーション(インプラントと骨の結合)を得ることが可能です。

米国『bicon(バイコン社)』インプラントの主なメリット

1.インプラントの長さが短いため、骨の高さが10mm以下の場合にも埋入が可能 。
2.インプラントの長さが短いため、下顎の太い血管や神経を傷つけるリスクが低くなる。
3.インプラントの長さが短いため、サイナスリフトなど骨の足りない場合に行う手術が不要になるケースが多々ある。
4.手術時間が短く、大掛かりになりにくい。
5.審美性が高い。

もちろん、米国『bicon(バイコン社)』インプラントにも、長いタイプなど、色々なサイズがあります。そのため、より患者様に合ったインプラントを選択し、埋入することが可能となっているのです。手術方法自体は、1回法、2回法など、他のインプラントと同じです。しかし、短いインプラントは、骨が薄くてインプラントが出来ないといわれた方もインプラントを出来る場合がありますので、非常にメリットの大きいインプラントであるといえます。
また、「短いと抜けてしまわないのか?」というご質問も稀にありますが、天然の歯は歯槽骨に埋まっており、あごの骨まで深く食い込んでいるのではありません。長さ的には天然の歯程度で、歯槽骨に固定されますので、全く問題ないのです。